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燃え尽き症候群

燃え尽き症候群

全速力で回転していたモーターが、突然焼き切れて動かなくなることを、英語でバーンアウト(burnout)とよびます。

そして、懸命に働いていた人が突然無気力になり、職場に適応できなくなる症状を「燃え尽き症候群(バーンアウト・シンドローム)」といいます。

燃え尽き症候群は、慢性的なエネルギーの使い過ぎが引き起こす、精神的に衰弱した状態をいいます。

燃え尽き症候群には、次の2つのタイプがあるとされています。

  1. 仕事に打ち込むが成果が得られず、失望して疲れ果てるタイプ
  2. 壁にぶつかっているのに大きすぎる目標を自分自身に課し続けるタイプ

燃え尽き症候群は、有能で上昇志向の強い人ほどかかりやすいといわれています。

頑固なまでに一途で、周囲の思惑を無視して突っ走る傾向がある人は、燃え尽き症候群に要注意です。

このような人がやがて心身のエネルギーを使い果たし、無気力、焦燥感を募らせて落ち込んでしまうのが、燃え尽き症候群なのです。



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