うつ病や不安障害も適応障害と同様、配偶者等との死別、昇進、異動、人間関係のもつれといったことがストレス要因となって発症します。
特に、軽症うつ病と適応障害は非常によく似ており、医師でも判断に迷う場合があるようです。
事実、適応障害は、限りなく軽症うつ病に近い病態であり、適応障害とうつ病は一連のプロセス上にあるといってよいようです。
つまり、適応障害は、うつ病予備軍と位置づけられています。
適応障害とうつ病を医学的定義から比較すると、はっきりとしたストレス要因がある疾患が適応障害、原因となるストレスはなくても構わない疾患がうつ病や不安障害といったことになるようです。