うつ病周辺の心の病 >
不安障害

不安障害

心身ともに健康な人であっても、日常生活の中で不安と縁がない人はいないと思います。

たとえば、経済的な不安や人間関係にかかわる不安、仕事の心配、病気など、多岐にわたります。

健康な人が誰しも持つこのような不安は、本人にとって耐えられるものであり、一定の時期が経てば気にならなくなります。

一方、病的な不安とは、悩みの程度が激しく、繰り返し生じ、克服することが困難な場合です。

病的な不安に陥ると、何か恐ろしいことが起こりそうに感じ、精神的な緊張が激しく、イライラして落ち着かず、日常の出来事に対してうわの空といった状態になります。

さらに、これらの強い不安によって、動悸がしたり、冷や汗をかいたり、手足が震えるなど、身体症状となって現れるようになります。

このように、日常生活に支障をきたすような状態を総括して「不安障害」といいます。

不安障害は、かつては神経症(俗にノイローゼとも)とよばれていましたが、現在では神経症という用語はあまり使われなくなったようです。

不安障害は一般に、大きく次の5つに分類されています。

  1. 恐怖症
  2. 強迫性障害
  3. 全般性不安障害
  4. ストレス障害
  5. パニック障害


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