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強迫性障害(強迫神経症)

強迫性障害
(強迫神経症)

自分の意思に反して繰り返し頭に浮かぶ、無意味で、現実には起こりそうもない考えを「強迫観念」といい、そうした考えを払いのけようとする行動を「強迫行為」といいます。

そして、強迫行為を繰り返すために、日常生活に著しく支障をきたしている状態を「強迫状態」といいます。

「強迫性障害(強迫神経症)」とは、この強迫状態が自分の意思に反して繰り返し起こり、非常に苦悩している場合を指します。

強迫性障害(強迫神経症)における強迫観念には、たとえば、自分の行為に落ち度がなかったかどうかを疑う「疑惑癖」、ある出来事が起こった原因や理由に疑問を持ち、その疑問を解消しないとどうしても気がすまない「詮索癖」、眼に入るものを一つずつ数え上げないと気がすまない「計算癖」などがあります。

また、強迫性障害(強迫神経症)における強迫観念に対する悩みには、次の2通りがあります。

  1. 強迫観念自体には悩まないが無意味な考えを止めようとしても止められないことに悩む場合
  2. 強迫観念自体に悩む場合

後者はいわゆる恐怖症で、強迫行為につながります。



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