気分変調性障害とは、軽症の抑うつ状態が長期間(成人では少なくとも2年間)持続する場合をいいます。
通常、自分で調子が良好といえる期間を数日か数週間持ちますが、ほとんどの期間は、疲労感と抑うつを感じています。
ただ、日常生活において必要なことは何とかやっていける程度の抑うつ状態とされています。
気分変調性障害の有病率は、約2%前後といわれており、その多くが専門医を受診して適切な治療を受けていないのが実態のようです。
気分変調性障害の経過中に、重症のうつ病に移行することが多く、薬物治療を中心とした早期治療が重要になります。